アナ雪2観てきた感想

アナと雪の女王2

吹替、字幕両方見たけど、今回に関しては字幕の方がよく分かった…気がする。

妄想満載の感想。全部を順に追っていくのでネタバレしかありません。

 

 

オープニング。雪で遊ぶ幼い姉妹。

この時点でエルサは雪の女王を馬に乗せてる。

関係ないけどムーミンにも氷姫に馬とか、うみうまとか出てくるけど、フィンランド方面って海=馬なのかな??そしてとにかくキスで解決すると思ってるアナ。変わってない。

寝かしつけにくる両親。父は初めて精霊の話をする。しかし記憶は割と曖昧。風と遊ぶ女の子を見ていたら突然死ぬ祖父。気がついたら戦争が起こっていて、気がついたらアレンデールに戻って戴冠していた。そんな馬鹿な。

早速妄想炸裂させるけど、これ、実はお母さんを眺めてただけじゃなくて一緒に遊んでたんじゃないだろうか。遊んでた時に祖父(父)が戦争を仕掛け始めたっていう感じでは。っていうのは、いきなり飛ぶけどエルサが髪下ろして遂に魔女化して母親に会ったシーンで(なんて言い方だ)、両親が遊ぶ場面、木があった気がするんですよね。アレンデールには針葉樹林が多いから割と高いところまで登らないといけないのに。

そして、これも後のシーンだけど霧の中で判明する、父親を救ったのが母親だったこと。母親が「力のある部族が持つストールを巻いていた」こと。(追記 名のある家系 みたいなことでした)

イドゥナ(母親)も、部族の中でもかなり珍しい「能力持ち」だったんじゃないかなぁ、という妄想。一緒に遊んでいたときに、イドゥナも何らかの形でアグナル(父親)に能力を使って、それを解決するためにパビーに助けを求めて、イドゥナの力の記憶と一緒にイドゥナと遊んだ記憶も消えてる、とかだったら姉妹と両親がまるで同じ流れを辿ってて笑う。

イドゥナがアグナルを傷つけたかどうかは兎も角、何らかの形で「精霊たちが怒る」場面、「霧に包まれる」場面に遭遇し、そしてそれを「2人で乗り越えた」のは事実。命辛々アグナルを何とか霧の外に連れ出して、アグナルを連れ戻す馬車にこっそり同乗。イドゥナ達があの霧の中から逃げるために、何かしらかなり頑張らなきゃいけなかったはずなんですよねぇ。だってマティアスやイエレナ達はずっと出れなかったわけで。

 

父の話を聞いて、「お父さんを助けてくれた人、だあいすき!」と言って母に倒れ込むアナ。そこにいる。そこにいるよ助けてくれた人。「精霊たちはどうしたの?」不安が募るエルサ。性格出る出る。

父親の不自然に飛び飛びな話には何もツッコミが入らないまま娘たちはお休みタイム。子守唄。「水は覚えている」がここから既に登場。後に水難事故で死ぬ人が歌うこの子守唄はとても哀しい。

 

子守唄からの、エルサにだけ聴こえる声。聴き入るエルサ。話かけられ、びっくりして柵を凍らせる。まだ力のコントロールは完璧とはいえない。場所が変わって、オラフ。今回オラフの成長が著しい。こどもみたいにふふふと笑いながら核心を突くオラフは今回、なんだかとっても勉強家になって登場。そんなオラフに助けられてきたアナを「先輩」として色々なことを尋ねる。「みんながいるから大丈夫よ」と言って元気に歩くアナ。クリストフはプロポーズがしたい。がんばれ。そして普通に城に帰るクリストフ。いいね。いつの間にか王家の人間になってる。そういう強かさすき。

 

物真似ゲーム。文字を覚えたオラフ。頑張って参加しようとしてるエルサが可愛い。しかし途中で聞こえた「声」に気を取られ、ゲーム終了。エルサが心配なアナ。アナにプロポーズしたくて仕方がないクリストフ。1度目のプロポーズ失敗。しかしキスと「愛してる」の言葉はもらう。アナのこういう気持ち全てに正直なところがすき。

母のストールを身につけたエルサを見つけたアナ。声のことを言わないエルサ。母の子守唄。母にしてもらった仕草をエルサにする大人びたアナと、子供のようにアナに寄り掛かるエルサ。かわいいいいいい。そして寝汚いアナ。すき。寝ているときも聴こえる声。聞かないようにするエルサ。「イントゥ・ジ・アンノウン」。遂に声を聞きたいと願っていた自分の気持ちに正直になるエルサ。これが「ウィッシュソング」になるんだろうなぁ。ずっと一歩踏み出したいと願っていたエルサ。しかし声に応えた瞬間、異変が起こる。「精霊を起こしてしまった」というエルサ。案外普通に受け入れるアナ。

 

これ、最後のあの大きいお母さんが結局よく分からなかったんだけど、呼んでたのはお母さん≒自分だった、という認識で良いのだろうか。怒ってる精霊が呼ぶこともあるまい。精霊と人間を繋ぐ「第5の存在」が呼んだ、ってことだと思うんだけど、それはエルサが引き継ぐものであり、ノーサルドラ族であり、イドゥナが呼んだ、ってことなんだろうな。しかし呼ばれた声に応えた瞬間「精霊が目覚めた」っていうのは、この声にトリガーがあって、それまで精霊は「眠らされてた」ってことになる?もしくは「霧の中に閉じ込められていた」?しかしまぁ、精霊たちが怒っていたのはアレンデールの元国王が引き起こした戦争であって、その怒りがアレンデールに向かうのはまぁ当たり前といえば当たり前。この怒りを抑えてたのはイドゥナなんじゃないかなーという妄想。

そしてその怒りを一つ一つ鎮めていくことになるエルサ。ついていくアナとクリストフとスヴェンとオラフ。そこへ現れるパビーたち。「正しいことをしなさい」。パビーの言葉は後にアナの光になる。前回は王国をさらっとハンスに預けて大失敗した姉妹、今度はちゃんと国民に説明した上でパビーに王国を任せる。成長している。うん。

 

オラフのトリビアコーナー。水は記憶を覚えている。たくさん勉強したんだね…。しかし寝ろと諭される。このあとの突然起こされて眠い目を擦り擦りするオラフが超かわいい。

少し戻って、久しぶりにそりで2人きり(に近い)状況になるアナとクリストフ。2回目のプロポーズ失敗。この2人のやりとり本当好き。あと毎回指輪がどこかに行っちゃうんじゃないかとハラハラしちゃうのは主にマックスとパスカルの所為。(違う作品を出すな)

 

また「声が聴こえる」エルサ。霧の中へ。割とさらりと風の精霊に打ち勝つ。ノーサルドラ族と、取り残されたアレンデール警備隊メンバー達と遭遇。ここで「図書館に写真があった人だ!」っていうアナの一言がさらりと重い。ひとりで遊んでたもんね…。すぐにサラマンダーとも遭遇。火の精霊にも打ち勝つ。続々と仲間を増やす。

この辺話の前後が曖昧なのだけど、前作で中心だった「扉を開ける」話、前作は「アナがエルサの扉を開ける話」だったのが、「アナとエルサが扉を開ける話」になってるのかなぁ、という感じ。扉が今回はダム。自然界と人間界とを隔てるもの。そういう描かれ方はしていなかったし、アレンデールを守るもの、ともクリストフが口に出していたけど、結局精霊たちを怒らせた原因はダムにあった。

 

全然関係ないけどハニーマレンとハニーレモンが被るのは私だけですか。私だけですね。

 

夜、巨人が動いたのを見て出発を決意するエルサ。プロポーズしか頭にないクリストフ。まさかの置いていかれれる事件。これ最初わけわかんなかったんですけど、QUEENのオマージュなの…?トナカイとかどう見てもボヘミアン・ラプソディーだし、サントラの歌無しVerなんて本当QUEENなんだけどなぜここにQUEEN出してくるのか…QUEENってプロポーズのことしか考えてない人たちなの…??教えてえらいひと…。最初見たときは、え、これ夢落ちですよね???本当はアナ待ってるんだよね??と思ったんだけどまさかの本気の置いてけぼり。がんばれクリストフ。

 

クリストフを置いて行った姉妹とオラフ。風に導かれて向かった先にはまさかのアレンデールの船。両親が乗っていた船。「水の記憶」を引き出すエルサ。お前いつのまにそんな力使えるようになったん…。引き出しておいてやっぱり自分の所為で両親が死んだと嘆くエルサ。これは辛い。お互いを「死なせたくない」という思いが強くなる姉妹。オラフも一緒に抱き合った、かと思いきやアナとオラフを突き放し無理矢理帰そうとするエルサ。珍しくキレるオラフ。オラフがここでエルサの側につかなかったことに実はちょっとびっくりしたのだけど、オラフは「アナの為に作られた雪だるま」だからエルサの味方ではなくアナの味方なんだよね。何とか洞窟に辿り着く2人。ここなんて言ってたか忘れたけどオラフがさらっとエルサの方がまだマシな方にいる(だから大丈夫だよ)みたいな台詞、吹替では違和感あったけど字幕のほうがしっくりきた。

 

一方エルサ。暗い海に立ち向かう。CMで最初にやってたシーン。手袋だけでなく遂にブーツも脱ぎ、まさかのポニテスタイル。途中馬にやられそうになるも、やり返して乗りこなす。かっこいい。これ、よくわかんないんだけど、雪の女王=馬に乗ってるものなのかな?最初の幼少期エルサも雪の妖精を馬に乗せてたって書いた通り、もしかしたら向こうでは当たり前にある事象なのかも。なんか変な感じするけど。どんどん野生化していくエルサ。遂に氷河に辿り着き、ポニテも解く。完全な「彼女自身」になる。裸足で走っちゃう。「私を呼ぶのは誰?」なんかこれモアナに近いものがあるね。ていうか完全にモアナだな。

真実を知るエルサ。しかし深淵に潜り過ぎて自分の身が凍り始める。どこかで見た光景。凍りきる直前にアナにメッセージを飛ばす。片手を上げて凍るエルサ。どこかで見(ry

メッセージを受け取り、理解したアナ。アレンデールを壊さなければならないことを知り戸惑っている間に、オラフが静かに崩れていく。前回死にかけていたアナの側にいたオラフ。今度はオラフをぎゅうっと抱きしめ続けるアナ。「だいすきよ、オラフ。」これほど泣ける台詞があるか。

 

オラフが溶けても抱きしめ続けていたアナ。「The next Right Thing」。すごくミュージカルらしい歌。高音やばい。オラフの死はエルサの死を意味する。前作ではひたすらに前向きだったアナの絶望。ただただ辛い。高音が活きる。パビーの台詞もここで活きる。ダムの破壊を決意するアナ。破壊方法が流石すぎる。アースジャイアントを起こす。マシュマロウとの戦いをちょっと思い出す。危機に颯爽と助けにくるクリストフ。いいねえ王子様だねえ!!!!!!今作最高にカッコいいシーン。プロポーズに失敗した男とはとても思えない。()

ダムは壊れ、高波に襲われるアレンデール。しかしそこへエルサが現れ、魔法で国を救う。ここ、もうしっかり魔女。いやもう髪解いた時点でめっちゃ魔女だったけど。ところでエルサなんで目覚めたの?愛?

 

晴れる霧。浮かない顔のアナ。遠くの海から馬に乗って現れるエルサ。この、ここの、クリストフとエルサが抱き合うシーンがすごく好きで、サラマンダーのときはエルサ見捨てやがってクリストフこのやろう、と思ったんだけどちゃんとクリストフとエルサも家族になってるんだよねえ好き。オラフ何事もなく復活。このこどこにいたの?なんか崖?に雪が集まってた理由は何なんだろう。あとあの紫の花はなんだったんだろう。

 

人間と自然の架け橋が母であり、袂は2つ必要で、それが自分たちだ、と言うエルサ。それは即ち別れを示す。エルサはノーサルドラ族と共に。アナはアレンデールの新女王に。

なんか実はこの絵っていうかこの2人の服、朝イチでHKDLのアナ雪新衣装がTwitterで流れてきてこんな流れになるんだろうな、ていうのは思ってたので、そうかーやっぱりかーという感じでした。(あの写真流した奴は絶許)(案の定米欄大荒れだったけど)

お手紙。やってる時はこいつら噛み合ってんのか?って感じだったお家での「真似っこゲーム」を「今晩」やろう、という話。離れ離れになんて全然なってない。ここがシュガラ2との大きな違いで最高でした。(追記 今晩じゃなく金曜日だった でもたぶんかなりの頻度で会ってる)

 

 

総括

アナ雪版モアナ。今後プリンセスシリーズはこういう展開になるんだろうか。自立。様々な形の愛。

ともかくも姉妹が無事に仲良く暮らしていて私は満足です。うん。1のときは初DCL乗船だったにも関わらず惚れ込んで3泊4日のDCLで2回もアナ雪観たなぁ。懐かしい。日本公開始まってからも2回観ました。2は何回観ようかな。観れば観るほど姉妹それぞれの良さが際立つ作品です。素晴らしかった。製作陣ありがとう。